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アメリカで英語を勉強するようになって、一番進歩を感じるのはリーディングです。私はアダルトスクールを一年通った後、さらに一年間アーバインバレーカレッジ（IVC)のESLクラスで主にライティングの授業を取りました。
カレッジのクラスに移ったのは、カリフォルニアに一年以上暮らしていることを証明できる必要書類を提出すると、受講料がおよそ５分の１くらいに減額されるという特権を知ったためで、お値打ちな金額で大学付属のESLのクラスを受講できることにとても惹かれたからです。
本題に戻りましてライティングのクラスといっても、文章を書く前にその題材として必ず複数の記事や小説を読みます。IVCのESLのライティングカリキュラムは、多くの若い学生が大学進学をめざしていることから、入学後困ることのないようにそれに準じた教育プランがされていて、大学のクラス並みの宿題が出ました。その中で一番きついかったのがリーディングでした。面白かろうが、そうでなかろうが、強制的に読まされるので、それまで子供の本もろくに読むことができなかった私が、辞書を引きながら、一年間ドロップアウトしたくない想いで食らいついたら、小説を読めることができるようになりました。
この時に読んだ本で、私がお勧めしたいのが”Breaking Night"です。この本は著者の実話で、高校を退学してホームレスになった著者がお母さんの死をきっかけに高校に戻って勉学に励み、ハーバード大学へ進学したサクセスストーリーです。
単語は難しいですが、著者のいい言葉が詰まっていて、元気と活力を与えてくるとてもいい本です。彼女のインタビュービデオも本を読むにあたって参考になりました。字幕もついていますから、それを見たうえで繰り返し見ると本の内容とリンクして理解が深まります。
